E240 エンジン始動不良
2013-05-26
エンジン始動不良のW211のE240がロードサービスのレッカーで入庫しました。
入庫時には何事も無かった様に始動します。
ダイアグノシステスターで診断をすると「クランクシャフトポジションセンサ」の故障コードが確認できました。
これはV6のM112型エンジンに良く起こる症状で、エンジン(センサ)が暖まった状態にのみセンサに不具合が生じ、エンジンがかからなくなるというもので、W210の時代の車も含め、たびたび起こるトラブルです。
センサの内部抵抗を測定するも、症状が出ていないという状態もあって、基準値内で異常なし。
新品のクランクシャフトポジションセンサに交換後は、センサの適切な作動に重要な役割を果たすフライホイールとセンサとの距離や振れなどを学習するための、アダプションをダイアグノシステスターで行います。
走行テスト後、納車となりました。
この症状は、突然エンジンがかからなくなった場合でも、エンジンを冷やすと再始動できる場合があります。
ただやはり、ひとたび走行中にエンストなどが起きてしまうと、思わぬ事故に繋がるケースもありますので、レッカーやロードサービスでの工場入庫をお勧めします。
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