リレーの修理

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2015-07-08

自動車に良く使われている「リレー」。

 

「ウインカーリレー」や「フューエルポンプリレー」をはじめ、1台の自動車に、大体5個くらいから、多いもので数十個のリレーが付いています。

最近の車では電気部品が増えてきたこともあり、コントロールユニットの中に組み込まれることが多くなっています。

 

クレシェンドでは、故障診断の際、修理箇所を決定をするときにできる限り、「どこが、どう、なんで壊れているのか」を探ります。

 

故障診断テスターを診ただけで100%この部品が壊れている、と確定できる故障診断など、ほぼありません。
メーカーから情報が出ているケースは除きますが。

 

 

トランジスタ化されているものは、なかなか目では見れませんが、信号の出る出ないを診て細かく進めます。

 

ですが、リレーは診れば判断できるケースが多いです。

そもそもリレーってなんだ、という方に簡単にご説明。

 

 

リレーは、言い方を変えれば電気的なスイッチです。
「電磁石」とその磁力で動く「レバー」によって電気の流れをONOFFします。

 

たとえばスターターモーターに流れる大きな電流が、イグニッションキーの中にある小さなスイッチを通っては、配線もスイッチの接点もとても大きなものになってしまいます。
スイッチ周りは小さく安全に、電力供給は別にするための大事な役割を担っています。

 

 

リレーが壊れるところは、大体決まっています。

 

 

IMG_9671

 

この銅でできたコイルを支えているところであるケースが半分以上です。

 

コイルはリレーの内部では重たい部品で、常に動いていることもあり、基盤に接合されているハンダが割れてしまうことが多いです。

 

リレー

 

 

この上の写真に、銀色のハンダにパックリと割れている箇所があるのがお分かりでしょうか。

 

ここまではっきりしているとリレーはまったく動きません。

 

ひび割れがあるくらいの場合でも、リレーが作動したり、しなかったりと不安定な作動を起こします。

 

コントロールユニット化の大型化のされている最近の部品でも、故障のほとんどの原因は、小さな小さな箇所です。

 

メルセデス、アウディ、BMWなど、ドコソコのリレーが壊れ、それがウン万円の部品ということは良くありますが、ハンダで直せるものも大いにあるのです。

 

 

とは、ディーラー的な修理と考えれば、作業効率が悪いとされるのかもしれませんが、直るのなら直したほうが、かなり安上がりで、無駄な産業廃棄物も生み出しません。

 

 

お客様にとっても、地球にとっても、作業をしている本人も心地よいことです。

 

 

ちなみにこれはハザードスイッチユニットの中身、結局リレーの部分にハンダ割れ。

 

IMG_9669

 

 

大手ディーラーさんなどで、リレー交換と言われたが、すごく高いけどどうしよう、というケースがありましたら、是非一度クレシェンドにご相談くださいませ。

 

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