ESP故障
2013-10-09
W211がESPインジケータの点灯で入庫いたしました。
この車に限らず、いろんな車両で度々起こるトラブルです。
ダイアグノシステスターで点検するとすぐに「ステアリングアングルセンサ」の故障が発見できます。
ステアリングアングルセンサは、その名の通り、ドライバーがどの程度ステアリングを切っているか、その角度を測定するセンサーです。
”ESP”は横滑りを防止する装置で「エレクトロニック・スタビリティ・プログラム」というBOSCHの略称です。
ブレーキのロックを防ぎ、危険回避に役立つ”ABS”の機能と、発進時における空転を防止するトラクションコントロール”ASR”の機能を融合し、さらに進化させたものです。
作動としてはABSやASRの機能はもちろんですが、ESPの本領はカーブ時に発揮されます。
たとえば、
左に急カーブを曲がるときに車両がオーバースピードでカーブ進入し、車が道路の外側に膨らんでいってしまうアンダーステアの状況の場合。
その場合は内側になる左の後輪にのみ、自動でブレーキがかけられて、車両のスピードを落としつつ、内側に曲がっていく力を強め、安全に旋回をしていきます。
左に急カーブを曲がるときに後ろのタイヤが滑り出し、スピン状態に陥る、オーバーステアの状況の場合。
この場合は外側になる右の前輪にのみ、自動でブレーキがかけられ、スピン状態を回避します。
なかなか通常走行時には無い状況ですが、雨や悪路、雪などの状況では、ESPはとても頼もしいシステムです。
神奈川県横浜市のメルセデスベンツの車検、修理などのメンテナンス、鈑金塗装、新車中古車販売は、「クレシェンド」にお任せ下さい