送迎車製作 ~ハイエース内装~
2014-03-30
先日のブログの続きで、某リゾートホテル様、送迎車製作の「内装」です。
ここでも、商業車らしいハイエースのインテリアを、リゾートの送迎車に相応しい様に仕上げていきます。
無機質さを取り払うべく、各所をウッドパーツに取り替えていきます。
ハンドル、シフトノブ、フロントダッシュボード、ドアハンドルは、トヨタ純正モデリスタの物を使用します。
ただ、肝心のお客様が乗る、2列目以降のシートには、こういったウッドパーツは市販されておらず、各部にウッド調のシートを貼り、対応をしました。(写真が撮れていませんでした。すいません。)
2列目以降のシートは、ビーチリゾートの白い砂浜をイメージするような、オフホワイトの本革シートに変更します。
この本側シートは、4等分の牛の皮を使用しました。
シート座面と背もたれの部分には、皮にパンチング加工を施しました。
見た目にまるで欧州車の純正本革シートの様になりますが、何より通気性が良くなるので、お客様に快適にお座りいただけます。
もともと、純正のハイエースのシート下は、鉄のフレームの「脚」が丸見えで、とても無骨なので、シートの下部にも皮を張ったプレートを新規に制作し、取り付けています。
また、見えないところですが、フロアマットにも工夫があります。
フロアマットの下のカーペットの部分は、純正のグレー色のカーペットの上に毛足が10MMあるフカフカの黒色のカーペットを敷いています。
車内に乗り込んだ一歩目に感じる、ふわっとした柔らかさは、高級ホテルのフロアの絨毯のようで、ビーチのようで、その感触からもリゾートを演出しています。
カーゴスペースも送迎車として大事な部分です。
大きなスーツケースが効率よく、たくさん安全に積めるように、設計、製作をいたしました。
天板も取り外しができるのでゴルフバッグも立てて積むことも可能です。
まっさらな新車を、「車に乗っていただくゲスト」や、「ホテルスタッフ」の皆様が快適に、心地よく使っていただける様に、スタッフの皆で考えカスタムをして作っていくことは、やりがいのある楽しい作業でした。
沖縄に行ったお車なので、なかなか見る機会はありませんが、空港や高速道路などで、いつの日か見かける日があるのではと、遠く離れた友を思うような気持ちでいます。
安全運転で、永く皆に愛される車でありますように。