モネ展
2015-10-21
先日、東京都美術館で開催されている「モネ展」に行ってまいりました。
私自身、モネが大好きで、画集も持っていますし、携帯電話の待ち受け画像もモネの「睡蓮」だったり、直島の地中美術館に睡蓮を観にも行きました。
今回の展示の目玉の一つ、21年ぶりの来日となるクロードモネの名作「日の出」
展示の中盤に差し掛かったところで突然現れた「日の出」には、鳥肌が立ちました。
照明の当て方も印象的だったのですが、その太陽の力強さ、色合いの深さ、奥行きなど、まるで写真を見るような、というより、どこかの建物の窓から見える景色のような、妙なリアルさがありました。
こればかりは、本や、画面ではなく実物でないと絶対に伝わりません。
「日の出」が毎度こういった照明の感じなのかはわかりませんが。
絵を観る環境にもこだわりのあったモネですが、直島の地中美術館の自然光の中で観る「モネ室」の睡蓮。
この「モネ室」の自然光、柔らかくて気持ちの良い床の踏み心地。
こちらも、心地よさが後を引く素晴らしい展示です。
:地中美術館 http://benesse-artsite.jp/art/chichu.html
今回の「モネ展」は青年期から、晩年期までのモネが一生をかけて書き続けた生き様をみることができました。
失明寸前の白内障を患いながらも画き続けた晩年のモネ。
その情熱に、しばし心を打たれました。
「日の出」の展示は、今月18日に終わってしまいましたが、その他の作品は12月まで鑑賞することができます。
「モネ展」
http://www.ntv.co.jp/monet/
こちらは、私達のショールームの奥にあるグスタフ・クリムトの「接吻」です。
随分前に、お客様にいただいたものです。
芸術の秋、とはよく言いますが、ドライブがてら、美術鑑賞もいかがでしょうか。