チャンピオン獲得
2014-10-15
今年の「F1」で、ずば抜けた速さを見せている我らがメルセデスチーム。
先週末のロシアGPで今シーズンのコンストラクターズチャンピオンを3レース残した状態で早くも確定させました。
今シーズンからエンジンがV型6気筒、1600ccのターボエンジンとなり、それにエネルギー回生システムを含む強力なモーターを搭載した、いわば「ハイブリッドターボエネルギーユニット」になりました。
この新基準パワーユニットの開発にメルセデスの培った高い技術は他を圧倒しました。
フェラーリエンジン、ルノーエンジンを積むチームがメルセデスエンジンを積むチームに勝つことはなかなか難しいシーズンでした。
それほどまでに強力なエンジンでした。
パワーがあるだけではなく、燃費の面でも優秀でした。
今シーズンから決勝レースで使用できる燃料が「100キロ」と決められたため、燃費が悪いエンジンは、レース中盤パワーを下げる燃料プログラムに変更せざるを得ません。
メルセデスエンジンはいつも余裕のある燃料消費量でレースを進め、パワーと燃費を両立した、まさに自家用車に求められる技術を高いレベルで実現しました。
今年はメルセデスの圧勝でしたが、来年からはいよいよ「ホンダ」が復活参入します。
80年代の、ホンダのV6 1600ccターボエンジンはそれこそ伝説的な強さでした。
私も子供の頃、その「強いホンダ」を見て、日本人としての誇りすら感じたものです。
それくらいに強かったホンダ。
来年F1は、パワーユニットウォーズも楽しみでなりません。
ともあれ、メルセデスF1チーム、コンストラクターズチャンピオン獲得、おめでとうございます。